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入手方法
http://extlib.openntf.org から、左にあるボックスの「Releases」をクリックして過去のリリースの一覧がページに表示されます。
今回はこの投稿時点で最新 2010/11/21 付けのリリースを Name の列にある 11/21/2010 をクリックするとダウンロードが始まります。
「ExtensionLibraryOpenNTF-xxx.yyyymmdd-xxxx.zip」のアーカイブを PC 上の適当な場所に解凍します。
Domino Designer へのインストール方法
設定の事前確認
まず、Domino Designer の設定の確認をします。
Domino Designer 起動後、メニューの [ファイル] - [プリファレンス] でプリファレンスを開き、[Lotus Domino Designer] の項目を確認します。このライブラリーは Eclispse の更新サイト という形で提供され、更新マネージャーを使用してインストールしますので
上のように、「Eclipse プラグインのインストールを有効にする」にチェックを入れてください。デフォルトはチェックが外れています。
インストール
Domino Designer の [ファイル] - [アプリケーション] - [インストール] を選択します。
次の「インストール/更新」のダイアログで以下のオプションを選択し「次へ」をクリックします。
インストールする新しいフィーチャーの検索
次のダイアログで、「Zip/Jar ファイル・ロケーションを追加」ボタンをクリックし、先ほどダウンロードしたアーカイブの中から updateSiteOpenNTF-designer.zip を選択します。
次に「更新」のダイアログが出てきますので、先ほどインストールした updateSiteOpenNTF-designere.zip (画像ではupdateSite.zipになっていますが、最新ではこのzipファイルになります)にチェックを入れ、「次へ」をクリックします。
「使用条件の条項に同意します」にチェックし「次へ」をクリックします。
「終了」をクリックします。
以上で、再度 Domino Designer を再起動すればインストールは完了です。
インストールの確認
インストールの確認は、XPage またはカスタムコントロールの開き、コントロールのペインに次のようにコントロールが追加で出てくればインストールが終了しているかどうか確認できます。
また、この XPages Extension Library を使用して開発をする対象のデータベースには、アプリケーションのプロパティの詳細タブで XPages ライブラリ にこのExtension Library にチェックを付ける必要がありますので、注意してください。
Domino Designer の「Web ブラウザでプリビュー」を使用する場合
アプリケーションのテストで Domino サーバーを使用せず、試してみたい場合には Domino Designer の Web ブラウザを使用してテストできます。
ダウンロードしたアーカイブの中の「updateSiteOpenNTF.zip」を展開して、ノーツデータディレクトリー以下の
\domino\workspace\applications\eclipse
にフォルダー構成を遵守してコピーします。
これでプリビューで使用できるようになります。
Domino サーバーへのインストール方法
Domino サーバーへの XPages Extension Library の導入は、Domino のアプリケーションプラグイン・ファイルを保持するフォルダにコピーして行います。また Domino 8.5.3 からは、NSF ベースの Eclipse 更新サイトを使用したプラグインの導入の仕組みを使用することが可能になりました。NSF ベースの Eclipse 更新サイトを使用することで、Domino データフォルダー内のファイルを直接操作することなく、プラグインのインストールや更新ができ、XPages Extension Library を含めたさまざまなプラグインの管理が容易になっています。
ファイルコピーによるインストール
上記の「updateSiteOpenNTF.zip」の展開した内容を同じ要領でフォルダー構成を遵守し、ドミノデータディレクトリ以下の次のフォルダーへコピーします。
\domino\workspace\applications\eclipse
NSF ベースの Eclipse 更新サイトによるインストール
NSF ベースの Eclipse 更新サイトによるインストールを行うときは、前節の「ファイルコピーによるインストール」は行わないでください。
以下の手順で Eclipse 更新サイトを構成し、インストールを行います。
1. NSFベースの更新サイトを作成します。
- メニューから [ファイル]-[アプリケーション]-[新規] を選択し、「Eclipse Update Site (8.5.3)」テンプレートを使用して、Domino 上に新規にアプリケーションを作成します。
※ この更新サイトアプリケーションに登録されたプラグインは、Domino の起動時に自動的にロードされます。そのため実運用環境では更新サイトアプリケーションのアクセス制御リストを修正し、権限のないユーザーがアクセスしないようにしてください。
2. 作成した更新サイトアプリケーションを開き、「Import Local Update Site」ボタンをクリックします。
3. 「Import Local Update Site」ダイアログボックスが表示されます。
- ダイアログの 「site.xml」に上記の「updateSiteOpenNTF.zip」の展開した site.xml のパスを指定して「OK」をクリックします。
更新サイトの内容がアプリケーションにインポートされたことを確認します。
- 次にアクションメニューから「Sign All Content」を起動してインポートしたフィーチャーに対して署名をします。署名IDは Administrator 権限をもつ ID 指定してください。
4. Domino notes.ini を編集し、「OSGI_HTTP_DYNAMIC_BUNDLES」に作成した更新サイトアプリケーションのファイル名を指定します。
OSGI_HTTP_DYNAMIC_BUNDLES=UpdateSite.nsf
5. Domino の HTTP タスクを再起動すると、HTTP タスクの起動時に以下のようなメッセージが表示され、インポートされた XPages Extension Library が自動的にロードされます。
[0738:0002-0388] 2012/11/23 15:04:07 JVM: Java Virtual Machine initialized.
[0738:0002-0388] 2012/11/23 15:04:07 HTTP Server: Java Virtual Machine loaded
[0738:0002-0388] 2012/11/23 15:04:09 HTTP JVM: CLFAD0330I: NSF Based plugins are being installed in the OSGi runtime. For more information please consult the log
[0738:0002-0388] 2012/11/23 15:04:16 XSP Command Manager initialized
[0738:0002-0388] 2012/11/23 15:04:16 HTTP Server: Started
※ 最新のリリースでは、セキュリティが強化されているため、プラグインのロードができない場合があります。上記のメッセージが見つからない場合は、ドミノサーバー上のデータディレクトリーの domino¥workspace¥logs フォルダにあるエラーメッセージを確認してください。正確な検証はしていませんが、例えば、v9.01 では、サーバー文書のセキュリティで「Sign All Content」で署名した ID がフルアクセスアドミニストレーター権限があると正常にロードされることを確認しています。
NSF ベースの更新サイトを使用したときには、導入するフィーチャやプラグインのファイルを Domino のデータフォルダにコピーすることなく、NSF で管理することができます。またプラグインの新しいバージョンがリリースされたときは、その新しいプラグインを更新サイトに追加することで、Domino の起動時には自動的に最新のプラグインが導入されます。
サンプルデータベースを使用して動作確認
アーカイブには「XPagesEXT.nsf」というサンプルデータベースが含まれています。
XPages が動作するための適切な ID を使用して、そのデータベースに署名してからブラウザで確認します。
Domino Designer の Web ブラウザでプリビューする場合は「Core_Home」XPage をプリビューさせてください。
以上で、インストールは終了です。